東広島市制施行50周年記念 第36回現代絵本作家原画展 よこみちけいこ―日々のたからもの

家族や友達、平和、自然、冒険などをテーマにした物語を、親しみやすく温かな絵で描き出す絵本・紙芝居作家よこみちけいこ(1972ー／呉市在住）。
呉空襲の被災女性に取材した『ふうちゃんのそら』、生活の知恵が詰まった『ひいおばあちゃんのおおそうじ』、楽しい絵描き歌が登場する『まんじゅうやのてるこさん』など、デビュー作から最新作までの原画約130点を展示します。また、本展のために新たに手掛けた東広島市発祥の西条柿を主役にした描き下ろし絵本『かきのみぼうや』や、会場で遊べる「東広島まんきつすごろく」、作家が東広島市の子どもたちとプレイベントを通じてコラボレーションした成果展示も見どころです。
何気ない日々の中から宝物を見つけ出すように創られるよこみちけいこの作品世界をお楽しみください。

開催概要

作者プロフィール

よこみちけいこ
1972年広島県呉市生まれ。大阪教育大学芸術学コース（現・教育協働学科芸術表現専攻）卒業。
2003年『ばらのことり』（月刊「こどものとも」、福音館書店）でデビュー。主な作品に『ひみつのたからさがし』（ポプラ社／第1回ママ絵本大賞）、『まんじゅうやのてるこさん』（マイクロマガジン社）、『15びょうのだいぼうけん』（ひかりのくに）他多数。また、『あーんしてははは』（童心社）など紙芝居の脚本も多く手掛けている。

展示作品

「東広島まんきつすごろく」

「東広島まんきつすごろく」は本展のために、よこみちけいこさんが新たに手掛けました。展覧会場では会場用の大きなすごろくで誰でも遊ぶことができます。東広島市の西条町、八本松町、志和町、高屋町、黒瀬町、福富町、豊栄町、河内町、安芸津町の9つの地域を『まんじゅうやのてるこさん』の「てるこさん」、「きいちゃん」と一緒に満喫いただければ幸いです。
すごろくをダウンロードして印刷し、てるこさんの体を描くと、オリジナルのコマを作って遊ぶことができます。
※「東広島まんきつすごろく」は個人利用の範囲を超えて、許可なく複製、改変、転用、販売、第三者への提供などの二次利用することを固く禁じます。

「東広島まんきつすごろく」（PDF）

関連イベント

①よこみちけいこ×朝川照雄トークイベント

東広島市在住の絵本作家・朝川照雄氏と共に手掛けてきた絵本や読み語りについて、貴重な資料も交えながらお話しいただきます。

講師プロフィール

朝川照雄（絵本作家）
1953年広島県呉市生まれ。東広島市在住。この本だいすきの会会員。「あすく絵本の部屋」主宰。
長年、保育園・幼稚園・小学校で読み語りをしている。絵本に『ゆうくんだいすき』（絵・長谷川知子、岩崎書店）、『でこあてすりすり』（絵・長谷川知子、岩崎書店）、『まけるな！ キジバト』（原案・五刀円、絵・よこみちけいこ、岩崎書店）、『ものしりひいおばあちゃん』（絵・よこみちけいこ、絵本塾出版）がある。