日常とつながる美術の扉~わたしたちと美術の出会い~
東広島市立美術館は2020年11月3日に「暮らしとともにあるART、生きる喜びに出会う美術館」をコンセプトに東広島市の市街地である西条へ移転オープンいたします。
当館は、1978年に市内黒瀬町出身の故・大久保博氏によって建物が寄贈されたことが契機となり翌年6月開館いたしました。これまで当館では中国地方の美術の現況や郷土ゆかりの作家などを中心とした自主企画展を開催するとともに、版画・現代陶芸・郷土ゆかりの作品を主に収集を続け、現在853点の作品を所蔵しています。
新美術館開館記念となる本展では、40年以上の歴史をもつ当館の歩みを振り返るととともに、これまでの収集活動の精華であり、この度初公開となる新収蔵品を含む当館コレクションを中心として、地域の美術や文化を交えながら日常とつながる美術の多様性やその豊かさを紹介します。私たちの日常と美術のあり方を、作品を通じて様々な角度からひも解くことで、日々の暮らしにおける「生きる喜び」との出会いの場となれば幸いです。
ご来館の皆さまへ
東広島市立美術館では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、以下の対策を実施しますのでご理解とご協力をお願いいたします。
■以下の症状がある方はご来館をご遠慮いただきますようお願いいたします。
・発熱、咳、くしゃみ、鼻水、全身倦怠感、咽頭痛など風邪症状、味覚障害等の症状がある方、体調がすぐれない方(ご入館時、検温を実施し37.5℃以上の発熱がある方はご入館いただけません)
・新型コロナウイルス感染症の感染者もしくは感染の可能性のある方がご家庭や職場、学校など身近にいらっしゃる方
■入館時の検温にご協力ください。
■手指消毒及びこまめな手洗いにご協力をお願いします。
■マスク着用・咳エチケットにご協力をお願いします(ご入館の際には必ずマスクをご着用ください。未着用の方はご入館いただけません)。
■飛沫防止のため会話は控えめにし、近距離および大きな声での会話はご遠慮ください。
■密にならないよう、他のお客様とできる限り2m以上の距離を開けてください。
■館内外の作品、展示ケース、壁等にお手を触れないようお願いいたします。
当館における感染予防対策
■出入口ほか各所にアルコール消毒液を、また、各洗面所にはハンドソープを設置し手指消毒及びこまめな手洗いを励行します。
■展覧会関連イベントでは氏名・緊急連絡先情報のご提供のお願い及び会場内の換気を実施します。
■スタッフはマスクを着用します。
■館内の手すり、ドアノブ、家具類などお客様が触れる可能性のある箇所は消毒・清掃を行います。
■スタッフは出勤時に検温を行い、健康管理を徹底します。
■混雑時には入場制限を行う場合がございます。
開催概要
会期 | 令和2(2020)年11月3日(火・祝)~ 令和2(2020)年12月20日(日) |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は閉館30分前まで) ※11月3日(火・祝)は10:00開館 ※11月27日(金)、12月18日(金)は19:00まで開館 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
会場 | 東広島市立美術館 2階展示室、3階展示室 |
観覧料 | 一般600円、大学生300円*、高校生以下無料* (*学生証をご提示ください/20名以上の団体は2割引き) ※11月3日(火・祝)は無料開館 |
主催 | 東広島市立美術館、中国新聞社 |
後援 | NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、(株)広島リビング新聞社、プレスネット、KAMONケーブルテレビ、FM東広島89.7MHz |
展示作品
※作品キャプションは作品画像にマウスカーソルを重ねていただくか、タップしていただくと表示されます
(所蔵の表記がないものは全て当館蔵)
関連イベント
イベントへご参加の皆さまへ
■新型コロナウイルス感染拡大の状況によってはやむをえずイベントの開催を中止とする場合がございます。
■当館では新型コロナウイルス感染予防対策を実施しております。入館時の手指消毒やマスクの着用等、対策へのご協力をお願いいたします。
地方における文化や美術は、その土地の暮らしの営みが大きく関係しています。国内外の地域における様々な「ART」について事例発表をするとともに、地方の美術館がこれから目指す未来についてディスカッションを行います。
日時 | 11月7日(土)13:30~15:30 |
進行 | 松田弘(当館館長) |
シンポジスト | 金田晉(東亜大学特任教授・広島大学名誉教授)、三木哲夫(兵庫陶芸美術館館長)、藤岡亜弥(写真家) |
定員 | 30名(当日先着順) |
会場 | 1Fアートスペース |
参加費 | 無料 |
[シンポジウムプログラム]
14:00-14:20 事例発表① 藤岡亜弥「海外と東広島における地域での作家活動」
14:20-14:40 事例発表② 三木哲夫「地域振興拠点としての美術館―兵庫陶芸美術館を例に―」
(5分休憩)
14:45-15:20 ディスカッション
15:20-15:30 質疑応答
(終了)
初公開となる新収蔵品ジョアン・ミロの「最後の版画」をテーマに、ミロ作品の特徴であるモチーフの形や大胆な色使いから得た自由な発想で、作品制作をする親子参加型ワークショップを行います。
日時 | 11月14日(土)14:00~15:30 |
講師 | 久保田貴美子(造形作家・比治山大学短期大学部准教授) |
定員 | 10名(事前申込制) |
対象 | 幼児以上(小学生以下は保護者同伴) |
会場 | 1Fアートスペース |
参加費 | 無料 |
画家であり教育者としての経歴を持つ両者が、自身がこれまでに日々の経験から影響を受けたものやことについて触れながら、現在までの活動についてお話しいただきます。
日時 | 11月22日(日)14:00~15:00 |
定員 | 30名(事前申込制) |
会場 | 1Fアートスペース |
参加費 | 無料 |
創作活動のみならず音楽にも情熱を注ぎ、クラシックから現代音楽まで幅広い音楽を好んだジョアン・ミロ。ミロの故郷であるスペインの音楽を中心とした演奏プログラムをお届けします。
日時 | 11月28日(土)18:00開演(17:30開場) |
演奏者 | 上垣内寿光(ギタリスト) |
定員 | 30名(事前申込制) |
会場 | 2階展示室 |
参加費 | 無料 |
釉薬を使わない焼締(やきしめ)技法で自然の土と炎から生まれる表現に重きをおく備前焼。重要無形文化財保持者(人間国宝)の伊勢﨑淳氏を講師に招き、六古窯の一つである備前焼の歴史を辿りながら、備前の土とその風土の重要性についてお話しいただきます。
日時 | 12月5日(土)14:00~15:00 |
定員 | 30名(当日先着順) |
会場 | 1Fアートスペース |
参加費 | 無料 |
学芸員が当館建築についてご案内するとともに、新美術館の特徴である幾何学的な窓のデザインを版にしたステンシルでの刷り体験を行いオリジナルのマイバッグをつくります。
日時 | 12月12日(土)14:00~15:30 |
講師 | 当館学芸員 |
定員 | 10名(事前申込制) |
対象 | 幼児以上(小学生以下は保護者同伴) |
会場 | 1Fアートスペース |
参加費 | 無料 |
報道関係者の皆さまへ
広報・周知にご協力いただきますようお願いいたします。広報用画像の依頼などは当館までお問い合わせください。