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𫝆井政之展―自ずから然らしむ

2018年に広島ゆかりの陶芸家として初となる文化勲章受章者となった𫝆井政之(1930-)は、土という素材の魅力を最大限に引き出しながら、身近にある自然や素材を作品に取り入れた新たな表現へと果敢に挑んできました。
竹原市に窯を構え、在住地の京都と往復しながら制作を続ける𫝆井は、強度のある東広島市西条の陶土を好み、制作にしばしば使用しています。
1983年には東広島市立美術館旧館(八本松町)で公立美術館初となる個展を開催しました。当館で38年ぶりの個展開催となる本展では、これまでほとんど公開されてこなかった初期作品をはじめ、オリジナル技法である苔泥彩たいでいさい面象嵌めんぞうがん、近年新たに挑戦している白砂瓷はくさじまで作家の作陶人生を作品や資料を交えて紹介するとともに、使用している素材や生命感豊かなモチーフなど身近な自然や暮らしとの関りに焦点を当てながら、作家が長年培ってきた独自の美意識に迫ります。

ご来館の皆さまへ

東広島市立美術館では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、以下の対策を実施しますのでご理解とご協力をお願いいたします。

■以下の症状に該当される方はご来館をご遠慮いただきますようお願いいたします。
・発熱、咳、くしゃみ、鼻水、全身倦怠感、咽頭痛など風邪症状、味覚障害等の症状がある方、体調がすぐれない方(ご入館時、検温を実施し37.5℃以上の発熱がある方はご入館いただけません)
・新型コロナウイルス感染症の感染者もしくは感染の可能性のある方がご家庭や職場、学校など身近にいらっしゃる方
■入館時の検温にご協力ください。
■手指消毒及びこまめな手洗いにご協力をお願いします。
■マスク着用・咳エチケットにご協力をお願いします(ご入館の際には必ずマスクをご着用ください。未着用の方はご入館いただけません)。
■飛沫防止のため会話は控えめにし、近距離および大きな声での会話はご遠慮ください。
■密にならないよう、他のお客様とできる限り2m以上の距離を開けてください。
■館内の作品、展示ケース、壁等にお手を触れないようお願いいたします。

当館における感染予防対策

■出入口ほか各所にアルコール消毒液を、また、各洗面所にはハンドソープを設置し手指消毒及びこまめな手洗いを励行します。
■展覧会関連イベントでは氏名・緊急連絡先情報のご提供のお願い及び会場内の換気を実施します。
■スタッフはマスクを着用します。
■館内の手すり、ドアノブ、家具類などお客様が触れる可能性のある箇所は消毒・清掃を行います。
■スタッフは出勤時に検温を行い、健康管理を徹底します。
■混雑時には入場制限を行う場合がございます。

開催概要
会期 令和3(2021)年10月15日(金曜日)~11月28日(日曜日)
開館時間 9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
※10月15日(金曜日)は10:00開館/10月29日(金曜日)、11月26日(金曜日)は19:00まで開館
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)
会場 東広島市立美術館 2階展示室、3階展示室
観覧料 一般1,000円、大学生500円*、高校生以下無料*
*学生証をご提示ください/20名以上団体2割引き/後期高齢者医療被保険者証・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けられている方は、無料でご観覧いただけますので、受付で各手帳等をご提示下さい。(スマートフォンアプリ「ミライロID」も利用可能)
※11月3日(水・祝)は無料開館
主催 東広島市立美術館、中国新聞社
後援 広島県、広島県教育委員会、竹原市、竹原市教育委員会、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、(株)広島リビング新聞社、プレスネット、KAMONケーブル、たけはらケーブルネットワーク、FM東広島89. 7MHz、尾道エフエム放送
展示内容

様式の変遷
京都移住後の初期作品をはじめ、生々しい土の造形が特徴のレリーフが施された作品や、苔の美しさに魅せられ生まれた苔泥彩たいでいさい、代表技法である面象嵌めんぞうがん、白濁した釉薬に象嵌を出現させる象嵌志野、近年新たに挑んでいる半磁器象嵌の白砂瓷はくさじまで、𫝆井政之が研究を繰り返しながら新たな表現へと挑んできたこれまでの歩みを追います。

自然から生まれる
作家は東広島市西条の陶土をはじめ、制作拠点の竹原で採れる海水や塩、灰など身近な素材を制作に取り入れています。一方で、𫝆井の作陶の出発点である備前の土や滞在制作を行った地域の土など、各地の土を用いた作品が存在します。本章では身近に存在するものや、人為的な意図を超えた自然の影響から、独自の景色が生み出される陶芸について、作家が身を置く環境を辿りながら、自然や暮らしとの関りについて焦点をあてます。

いきるカタチ
幼少期を過ごし、現在も制作拠点とする瀬戸内で採れる海の魚や、身近に生息する草花、旅先で出会った生き物など、作家が実際に見た―あるいは口にした―動植物を丁寧にスケッチすることで図案として作品に施し、その生き生きとした表情や姿を見事に再現しています。𫝆井政之の作品は、絵がより活きる造形とするため、モチーフに相応しい器のかたちを採用することが特徴の一つです。制作のためにつくられた図案や下図、スケッチなどの資料を交えながら制作過程を紹介するとともに、作家の卓越した観察眼と生命感溢れる造形表現に迫ります。

美へのまなざし
「竹原豊山窯」には二つの茶室が存在します。そのうちの一つ「松聲軒しょうせいけん」は三井家から移築された大正時代の茶室です。もう一方の「柳慶亭りゅうけいてい」は岡山藩池田家筆頭家老で「虫明焼」中興の祖である大茶人伊木三猿斎(忠澄)由来の茶室「扇の間」を移築したものです。「柳慶亭」の室内には裏千家15代家元鵬雲斎による窯銘書が床の間にあり、移築前から現地で使用されていた襖には𫝆井が制作した引手を装飾しています。茶室の装飾等を中心に、茶人など文化人との交流を示しながら、作家が長年培ってきた独自の美意識に迫ります。

関連イベント

イベントへご参加の皆さまへ

■会場でのマスク着用、検温、手指のアルコール消毒にご協力ください。
■会場内での会話はお控えいただきますようお願いいたします。
■密を避けるため、座席の間を空けてお座りいただきますのでご了承ください。
■提供いただいた個人情報は、今回の企画運営目的及び、新型コロナウイルス感染症に関する保健所への情報提供要請等必要な範囲で利用し、その他の目的では利用しません。

 

アーティストトーク

本展開催を記念して、𫝆井氏と交流のある外舘和子氏を聞き手にお招きし、𫝆井氏のこれまでの作陶人生についてお話しいただきます。

|日時|2021年10月16日(土曜日)14:00~15:30
|講師|𫝆井政之(出品作家)
|聞き手|外舘和子(多摩美術大学教授、工芸史家)
|会場|1階 アートスペース
|定員|40名(事前申込制・無料)※お申し込みは1組4名まで

◆申込方法

往復はがき
◆記入内容

[往信裏面]①「アーティストトーク」 ②参加者名(お申し込みは1組4名まで)・ふりがな・年齢 ③代表者電話番号・住所
[返信表面]①郵便番号・返信先住所・代表者氏名
◆申込期限

2021年10月1日(金曜日)必着
◆申込先

東広島市立美術館(〒739-0015 東広島市西条栄町9-1)
◆注意事項

・応募多数の場合は厳選なる抽選により当選者を決定します。
・応募は1組1通まで、複数お申込みいただいても1件として取り扱います。
・記入内容に不足・不備がある場合は無効といたしますのでご了承ください。ご不明な点がございましたらご遠慮なくお問い合わせください。
◆記入例
・①~③の必要事項をご記入ください。
・消せるボールペンでのご記入はご遠慮ください。
・訂正の場合は、二重線でご訂正ください。

 

対談|海の生命—瀬戸内海の魚を中心に

瀬戸内海の生き物をモチーフとした作品を多く制作している𫝆井政之氏と、瀬戸内海の魚に精通する広島大学大学院教授海野徹也氏による対談イベントです。

|日時|2021年11月3日(水曜日・祝日)14:00~15:30
|講師|𫝆井政之(出品作家)、海野徹也(広島大学大学院統合生命科学研究科教授)
|会場|1階 アートスペース
|定員|40名(事前申込制・無料)※お申し込みは1組4名まで

◆申込方法

往復はがき
◆記入内容

[往信裏面]①「対談|海の生命—瀬戸内海の魚を中心に」 ②参加者名(お申し込みは1組4名まで)・ふりがな・年齢 ③代表者電話番号・住所
[返信表面]①郵便番号・返信先住所・代表者氏名
◆申込期限

2021年10月20日(水曜日)必着
◆申込先

東広島市立美術館(〒739-0015 東広島市西条栄町9-1)
◆注意事項

・応募多数の場合は厳選なる抽選により当選者を決定します。
・応募は1組1通まで、複数お申込みいただいても1件として取り扱います。
・記入内容に不足・不備がある場合は無効といたしますのでご了承ください。ご不明な点がございましたらご遠慮なくお問い合わせください。
*イベント①の記入例を参考に、ご記入ください。

 

ワークショップ「やきものの土で動物づくり」

𫝆井政之氏の長男である陶芸家・𫝆井眞正氏を講師に、陶芸の土を使った動物づくりのワークショップを行います。後日窯で焼成し、会期終了後に完成作品をお渡しします。

|日時|2021年11月13日(土曜日)14:00~16:00
|講師|𫝆井眞正(陶芸家)
|会場|1階 アートスペース
|定員|10名(事前申込制)

|対象|小学生以上(小学生以下は保護者同伴)
|参加費|500円

◆申込方法

往復はがき
◆記入内容

[往信裏面]①「やきものの土で動物づくり」 ②参加者及び同伴者氏名(同伴者は1名のみとし[同伴者]と明記すること)・ふりがな・年齢 ③代表者電話番号・住所
[返信表面]①郵便番号・返信先住所・代表者氏名
◆申込期限

2021年10月29日(金曜日)必着
◆申込先

東広島市立美術館(〒739-0015 東広島市西条栄町9-1)
◆注意事項

・応募多数の場合は厳選なる抽選により当選者を決定します。
・応募は1組1通まで、複数お申込みいただいても1件として取り扱います。
・記入内容に不足・不備がある場合は無効といたしますのでご了承ください。ご不明な点がございましたらご遠慮なくお問い合わせください。
*イベント①の記入例を参考に、ご記入ください。

 

𫝆井家三代の器で楽しむ呈茶席

𫝆井政之氏、眞正氏、完眞氏の𫝆井家三代の器を楽しむことができる呈茶席です。

日時 2021年
10月31日(日曜日)[上田宗箇流]
11月6日(土曜日)[表千家]
11月20日(土曜日)[裏千家] 各日10:00~16:00
協力 上田宗箇流 景山宗紀社中、表千家 冨吉宗美社中、裏千家 稲葉宗美社中、株式会社さくらや
会場 1階ロビー
呈茶券 各日500円(お菓子付/当日先着50席)※無くなり次第終了

 

担当学芸員による解説トーク

夜間開館日に担当学芸員が会場を案内しながら、展覧会の見どころを解説します。

|日時|2021年10月29日(金曜日)18:00~18:45
|会場|3階展示室、2階展示室

※申込不要、要観覧券
※人数制限を行う場合があります。

 

作家プロフィール

𫝆井 政之 [1930(昭和5)年 -]
大阪市生まれ。1943(昭和18)年父の故郷竹原市に疎開する。1947(同22)年広島県立竹原工業学校金属工業科を卒業後、父のすすめで陶芸家を志した𫝆井は、備前の鈴木黄哉おうさい、西川清翠せいすいのもとで修業を始めた。1949(同24)年岡山県工業試験場窯業分室に勤務し、釉薬や陶土研究を行う。1952(同27)年京都で初代勝尾青龍洞の門人となる。同年京都青陶会の創立同人となり主宰の楠部彌弌くすべやいちに師事、翌年第9回日展で初入選を果たす。以後、日展を中心に発表・受賞を重ね評価を高めていく。60年代にはオリジナル釉薬である「苔泥彩」や代表技法の「面象嵌」を成功させた。1978(同53)年竹原に登窯「竹原豊山窯」を築く。2018(平成30)年文化勲章受章。
 

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