現代の造形-Life&Art-「光-身近に潜む科学とアート-」(平成28年)
現代の造形‐Life&Art‐「光‐身近に潜む科学とアート‐」を開催します
東広島市立美術館では、特別企画展 現代の造形―Life&Art―「光―身近に潜む科学とアート―」を開催いたします。当館では、これまで美術と生活・産業の接点において、人や生活と美術とのかかわりを造形の視点から幅広く捉えなおすことを目指して企画展を開催してまいりました。第11回を迎える今回は、生活と産業、そしてアートに結びつきがある科学を切り口とし、とりわけ私たちの身の回りにあってなじみ深い「光」について紹介する展覧会を開催します。
「光」は自然界における星や炎、そして現代の生活を支える電気として、暗闇を照らし、温度を与え、時間や季節の訪れを告げる役目を持って身の回りに存在します。アートの世界においても、光を集め、像を投影する装置“カメラオブスクラ”の発明により、写真芸術が生まれ、現在では新たに人工の光を用いた映像作品等も普及しています。一方、科学の世界では観測記録装置に活用され、瞬間や光跡を捉えるとともに紫外線や赤外線といった人間が見ることのできない光の領域も科学の対象とし、様々な研究に応用されています。ここ東広島でも肉眼では見えない近赤外線を活用した「かなた望遠鏡」により、すぐれた天文学の研究が行われているのです。
本展では、私たちの目に見える領域から見えない領域を含めた「光」を通して、科学と生活、そしてアートの関係について、どのように取り上げ、活かし、表現できるのかを探っていきます。科学を介在させて「光」を捉えることは、私たちの視覚の世界を広げると同時に、日頃意識されることの少ない“見る”という行為そのものを再認識させてくれることでしょう。
多くの来場者の方に、「光」がつなぐ生活とアートの世界をご堪能いただければ幸いです。
展覧会のチラシは以下のリンクをクリックしてください。
◆現代の造形-Life&Art-「光-身近に潜む科学とアート」チラシ
出品作家
- 青原 恒沙子
- 大矢 英雄
- 片桐 飛鳥
- 桑原 眞知子
- 佐伯 慎亮
- 坂本 淳
- 下瀬 信雄
- 照沼 彌彦
- 友定 睦
- 中村 圭/常盤 達司/厚海 慶太/長山 哲也
- 根間 智子
- 福田 惠
- 藤岡 亜弥
- 向川 貴晃
- 安田 暁
- SHAREFL
出品作品
左:SHAREFL 「AIR SHODOU」(2011)
中:佐伯 慎亮「リバーサイド」(2016)より
右:片桐 飛鳥「Light Nabigation#140」(2008)
会期
2017年2月10日(金曜日)~3月19日(日曜日) 休館日/月曜日
開館時間/10:00-17:00(入館は16:30まで)
主催
東広島市立美術館(〒739-0144 東広島市八本松南2-1-3)
協力
広島大学宇宙科学センター、 エプソン販売株式会社
後援
- 中国新聞社
- NHK広島放送局
- 中国放送
- 広島テレビ
- 広島ホームテレビ
- テレビ新広島
- 広島エフエム放送
- リビングひろしま
- プレスネット
- KAMONケーブルテレビ
- FM東広島89.7MHz
入館料
一般600(500)円 大学生400(300)円 高校生以下は無料
( )内は20人以上の団体料金
関連展示
1 見てタイケン!さかさま風景・カメラオブスクラ
カメラの原型である“カメラオブスクラ”の体験コーナーを設置します。
日時
2017年1月13日(金曜日)~3月19日(日曜日)9:00~22:00
場所
東広島芸術文化ホールくらら こもれび広場(東広島市西条栄町7-19)
※体験無料
2 光を探そう!~光の写真展示~
事前に募集した、「光」をテーマとした写真の展示を行います。
写真募集の詳細はこちらからご覧ください。
日時
2017年2月10日(金曜日)~3月19日(日曜日) 月曜日休館
10:00~17:00(入館は16:30まで)
場所
東広島市立美術館内
※観覧には本展覧会チケットまたは招待状封筒、招待ハガキが必要です。
関連イベント
1 光を探そう!~“光”のワークショップ~
写真家の藤岡亜矢さんと一緒に“光”をテーマとした写真の撮影会を行います。撮影した写真は、藤岡亜矢さんの監修により、展覧会の会期中、美術館に展示します。
ワークショップの詳細はこちらからご覧ください
◆光を探そう!~“光”のワークショップ~チラシ(PDF:938.2KB)
日時
2016年12月17日(土曜日)13時~ (2~3時間程度) ※雨天決行
場所
東広島芸術文化ホールくらら研修室204・205(撮影時は西条駅周辺を散策)
定員
30人(先着順)
参加料
無料
対象
小学生~一般 ※小学生は保護者同伴
持ち物
デジタルカメラ・帽子・傘・カッパ等 ※歩き回るので動きやすい服装でお越しください。
主催
東広島市立美術館
協力
エプソン販売株式会社
応募方法
美術館窓口・電話・ファックス(参加者氏名、人数、連絡先を明記ください)
応募先
東広島市立美術館 電話番号:082-428-5713 ファックス:082-427-3058
<講師作品>
Photo by 藤岡 亜弥 2016
2 写真のはじまり~紙ネガ Work Shop~
写真家 ※たか田トシアキさんと、写真家 藤岡亜弥さんの指導で、4し×の5ごカメラを使って、ピンホールカメラの原理を活用した撮影・現像を体験するワークショップを行います。
※市のホームページで変換できない漢字が使われているためひらがなで表記しています。ご了承ください。
日時
2017年2月26日(日曜日)10:00~13:30
場所
八本松地域センターホール(東広島市立美術館南隣)
対象者
中学生以上の人
定員
20人(先着順)
参加料
500円(材料費・準備費として)
準備物
タオル
※薬品を使いますので、エプロンや汚れてもかまわない服装でお越しください。
申込み
2017年2月1日(水曜日)より受付け開始。電話、ファックス、窓口で美術館にお申し込みください。ファックスは1.行事名2.参加者の名前(ふりがな)3.電話番号を明記してください。
3 かなた望遠鏡見学ツアー
本展覧会の展示解説と広島大学宇宙科学センターが管理する「かなた望遠鏡」の見学ツアーです。
日時
2017年3月11日(土曜日)17:00~20:00
場所
東広島市立美術館・東広島天文台
定員
40人(先着順)
参加料
なし(ただし、当日の入館券が必要)
※当日は、美術館へお越し下さい。天文台まではバスで移動します。
申込み
2017年2月1日(水曜日)より受付け開始。電話、ファックス、窓口で美術館にお申し込みください。ファックスは1.行事名2.参加者の名前(ふりがな)3.電話番号を明記してください。
4 アートアドベンチャー
小学生を対象としたクイズ形式の作品鑑賞企画を開催します。ご来館時に受付にお申込み下さい。