平成24年度第1期所蔵作品展「新収蔵作品との出会い」
展覧会概要
今回は、平成23年度新収蔵した作家の作品にスポットをあてました。計24点を展示。
日時
平成24年3月31日(土曜日)~5月13日(日曜日)
会場
東広島市立美術館
開館時間
10時~17時
ただし入館は16時30分まで
入館料
一般100円 大学生70円 高校生以下は無料
20人以上の場合は一般が70円、大学生が50円の団体料金となります。
出品作家*五十音順、敬称略
版画
- 木村光佑
- 駒井哲郎
- 浜口陽三
- 浜田知明
- 藤森静雄
絵画
- 新田稲實
作家解説
創作版画期の作家
藤森静雄
福岡県出身。恩地幸四郎、田中恭吉らと同人誌「月映(つくはえ)」を刊行したことで有名。
大正7(1918)年日本創作版画協会の設立に参加。
今回の作品『夜のピヤノ』は当館初の藤森静雄の作品となる。
戦後の日本を代表する版画家
駒井哲郎
東京都出身。戦後日本の銅版画のパイオニアとして活躍。
代表的なモノクロームの作品で国際的にも有名な『束の間の幻影』や
今回新収蔵した本格的な色彩銅版画『黄色い家』など計3点を展示。
浜口陽三
和歌山県出身。銅版画家としてカラーメゾチントの技法を開拓したことで有名。
今回新収蔵をした『うさぎ』は、カラーメゾチント完成のさきがけとなった作品である。
当館所蔵の『青いガラス』『アスパラガス』とともに展示。
浜田知明
熊本県出身。自身のうけた戦争体験をもとにした『初年兵哀歌』シリーズで有名。
今回は『初年兵哀歌』シリーズから2点を新たに収蔵し、計4点を展示。
木村光佑
大阪府出身。世界的に有名になるきっかけとなった『アウトオブタイム』シリーズで有名。
今回は英国国際版画ビエンナーレ受賞作品『アウト オブ タイム 24』や
新収蔵作品『アウト・オブ・タイム 81-2S』など7点の新収蔵作品を展示。
広島県ゆかりの作家
新田稲實
広島市出身。両親は現在の東広島市出身である。
二科会理事として活躍。心象風景として「風」を表現することで有名。
今回収蔵の、『風の音』ら3点を展示。
左:浜田 知明「初年兵哀歌(山を行く砲兵隊)」
右:木村 光佑「アウト・オブ・タイム81-2S」