平成26年度第1期所蔵作品展
小さな美術館の新しい宝物
宝箱の中へご招待
あなたにとっての宝物は、何ですか? 東広島市立美術館は、この春、新しい宝物で満ち溢れています。
東広島市立美術館では、平成26年3月29日(土曜日)から、小さな美術館の新しい宝物と題しまして、所蔵作品展を開催いたします。今回は当館コレクションから、平成25年度に新たに東広島市立美術館の宝物として仲間入りした新収蔵作品を中心に展覧会を開催します。
新たに加わった作品は、凸版、凹版、孔版など様々な技法をこらした 版画や、陶芸、金工作品など様々な魅力あふれる作品ばかりです。
東広島市立美術館を新しく形作る多彩な作品とこれまで積み重ねてきた個性あふれる収蔵作品の数々をぜひご覧ください。
会期
平成26年3月29日(土曜日)~平成26年5月6日(火曜日)
開館時間
10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日
月曜日
入館料
大人100円、大学生70円、高校生以下無料
20人以上の場合は一般が70円、大学生が50円の団体料金となります。
所蔵企画展との共通チケット
一般300円 大学生200円
次回の市制40周年記念企画展「木版表現の広がり-吹田文明と小林敬生の世界-」との共通割引チケットです。
両展合わせて(一般400円が300円に、大学生270円が200円に)なりお得になります。ぜひご利用ください。
市制40周年記念企画展「木版表現の広がり-吹田文明と小林敬生の世界-」についての詳細は、以下のリンクをクリックしてください。
出品作家*五十音順、敬称略
版画
- 恩地孝四郎
- 笹島喜平
- 野田哲也
- 長谷川潔
- 浜口陽三
- 浜田知明
- 吹田文明
- 福井良之助
- 藤森静雄
- 棟方志功
工芸
- 相原健作
- 木村芳郎
- 久保田厚子
- 古庵千恵子
- 西原盟爾
- 西本直文
- 藤川素子
- 前田昭博
出展作品を一部ご紹介
福井良之助《電柱のある風景》制作年不詳
福井良之助は、油彩画の作家として知られていますが、1950年代から1960年代にかけて版画の制作を集中して行った時期があります。福井良之助の版画は、一般に「ガリ版」として知られる謄写版を使って制作した大変珍しいものです。上記の作品も、正確な年代は不明ですが、この時代に制作されたものです。
浜口陽三《19とひとつのさくらんぼ》昭和40(1965)年
浜口陽三は、モノトーン階層を特徴にした銅版画技法であるメゾチントに、世界で初めて本格的に色彩を取り入れ、数々の国際版画展で受賞を受けている日本を代表する版画家です。果物をモチーフにした作品が多くあり、中でもさくらんぼは数多くの作品で登場します。本作はさくらんぼをモチーフにしたなかでも代表的な作品です。第1回クラコウ国際版画ビエンナーレブランプリ同等賞受賞作品。